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2023A期J-PARC物質・生命科学実験施設(MLF)
実験課題(一般利用課題(短期、1年)) 公募要項

<締切りました>

J-PARC MLFは研究成果を創出し、その研究成果を国内外へ発信するための国際研究拠点です。

今回の公募における主な注意点

1. 応募受付期間

   2022年10月17日(月)~11月7日(月)17:00 (JST)

受付最終日は、アクセスが集中し、課題申請システムに繋がりにくくなる場合がありますので、余裕を持って申請してください。

2. 応募方法

課題申請システムから申請してください。

  • 研究計画書の作成には最新のテンプレートを使用してください。
    短期課題を申請される方・・・Ver. 2023A
    1年課題を申請される方・・・Ver. 2023A+2023B版

テンプレートのダウンロード

【注意】最新のテンプレートが使用されていない場合、申請書は受理いたしません。

ビームタイム見積もり

陽子ビーム出力を800kW(予定)としてビームタイムを見積もってください。

言語

英語
ただし、産業利用分科会(P7分科会)、新利用者支援分科会(P9分科会)への申請は日本語でも受け付けます。

課題の種類と利用期間

種類 利用期間
(予定)
対象ビームライン 成果の公開/非公開
短期課題 一般課題 2023/4月~2023/6月 ミュオン、中性子全BL 公開/非公開
産業利用課題 中性子BL(BL03とBL20は除く) 公開/非公開
新利用者支援課題(NUP)(※) BL01、BL02、BL11、BL15、BL17、BL18、BL22 公開のみ
P型課題 ミュオンBL 公開のみ
1年課題 2023/4月~2024/3月 BL11 公開のみ

詳細はこちら

※新利用者支援課題(NUP)は、課題の申請に先立って事前の申し込みが必要です。詳しくはこちらを参照ください。

事前相談

【試料環境、実験条件に関する事前相談】

試料環境(特にマグネット等の特殊な試料環境)や実験条件に関して、事前に装置担当者にご相談することを推奨します。申請課題の科学的な評価が高くても、試料環境や実験条件が合わず、実験の実施が不可と判断された課題は採択されない場合があります。
   装置担当者の連絡先:各装置の詳細ページを参照

【BL08、BL16の装置へ課題申請する場合】

BL08(SuperHRPD 超高分解能粉末中性子回折装置)、BL16(SOFIA ソフト界面解析装置(試料水平型反射率計)を利用する場合は、必ず申請前に実験内容について装置担当者に相談してください。
   装置担当者の連絡先:BL08BL16

【ミュオン実験装置責任者/装置担当者とのミュオン共同利用実験を希望する場合】

ミュオン実験装置責任者/装置担当者との「ミュオン共同利用実験」を希望される場合は、あらかじめ課題申請の準備段階において装置責任者と協議し、申請書提出までに施設側の役割について合意しておいて頂くようお願いします。
   装置担当者の連絡先:Muon D1Muon D2Muon S1

【中性子・ミュオン利用が初めて、あるいは初心者の方】

J-PARCセンターでは中性子・ミュオンの利用が初めての方や経験が浅い方の相談を随時受け付けています。中性子・ミュオンのご利用をご検討されている方は中性子・ミュオン利用ポータルサイト(J-JOIN)にお問い合わせください。

申請に関するその他の注意事項

  • 参考文献の引用元の情報は正しく記載してください。
    他の論文等の文章や図表を引用した場合は、引用元の情報(文献や論文)を必ず明記してください。引用元の情報が正しく記載されておらず、審査の過程で申請書が剽窃と判断された課題は不採択となる場合があります。
  • 申請書に記載する共同実験者の承諾を得てください。
    申請書に記載する共同実験者欄は、本人の承諾を得た上で記入してください。共同実験者に装置担当者等のMLFスタッフが含まれる場合も同様に事前に本人の承諾を得てください。未承諾の共同実験者が記載されている課題は不採択となる場合があります。
  • 産業界から茨城県実験装置(BL03、BL20)への申請は茨城県が実施する公募に応募してください。
    産業界(民間企業)に所属する方で茨城県実験装置への申請を希望する方、また、大学・研究機関に所属する方でBL利用促進課題「革新研究課題」の申請を希望する方は、茨城県が実施する実験課題公募に応募してください。本公募では産業界に所属する方から茨城県実験装置への申請は受け付けていません。

【問い合わせ先】AYA’S LABORATORY量子ビーム研究センター 茨城県事務室
 TEL:029-352-3301, E-mail:info-neutron@prefibaraki.lg.jp

3. 課題審査の流れ

課題審査では、課題審査の流れに則り、総合的かつ専門的に審査を行います。課題のビームタイムは、課題の科学的価値や必要なビームタイムの妥当性を考慮した上で決定します。

4. 応募資格

1.国内外の大学、民間企業および公的研究機関などに所属する研究者
2.大学院学生(修士課程、博士課程)※

 ※ 大学院学生が申請者となる場合の注意事項

  • 必ず事前に当該装置の担当者まで連絡してください。
  • 申請者の職位欄には、大学院学生であることが分かるように「Graduate Student」と記載してください。
  • 共同実験者に指導教員(AS)、実験立合い者(ES)を記載してください。
    共同実験者に申請者の「指導教員」と実験に立会う「実験立会い者」を必ず記載してください。申請書の共同実験者欄にそれぞれの氏名を記載するとともに、各職位欄には職位と併せて”AS”(Academic Supervisor:指導教員)、”ES”(Experiment Supervisor:実験立会い者)と必ず記載してください。
     例)Professor, AS   Professor, ES   Professor, AS, ES
     記載されていない申請書は受理できません。
  • 実験立会い者は、原則、指導教員を含む所属組織のスタッフ、共同研究者(大学院生は不可)とします。
  • 課題が採択され実験を実施する場合、課題申請者と指導教員の両方の誓約書(指定書式)を提出していただきます。

なお、経済産業省が公表している外国ユーザーリストに掲載されている機関に所属する者およびNPT未加盟国の応募者については、文部科学省等と協議し、資格の有無を決定します。

5. 応募を受付ける実験装置一覧

装置の仕様などについては各装置の担当者までお問い合わせください。

一般利用課題(短期)を受け付ける実験装置

中性子ビームライン

中性子回折装置

中性子非弾性散乱装置
中性子小角散乱・反射率装置
他の中性子実験装置

ミュオンビームライン

ミュオン実験装置

一般利用課題(1年)を受け付ける実験装置

中性子ビームライン

6. 課題審査分科の選択

申請課題は以下の分科毎に審査が行われますので、申請時に適切な分科を選択してください。
また各分科のキーワードはこちらを参照してください。

中性子課題

P1 構造科学(結晶・非晶質・液体)分科会
P2 エネルギー科学・高圧科学分科会
P3 ソフトマター・バイオマター分科会
P4 磁性体・強相関電子系(構造)分科会
P5 磁性体・強相関電子系(ダイナミクス)分科会
P6 基礎物理・原子核物理・装置開発・イメージング分科会
P7 産業利用分科会(※1)
P8 材料工学分科会
P9 新利用者支援分科会(※2)

(※1)産業利用分科会(P7分科会)では、産業界(民間企業)に所属する申請者からの課題のみ受け付けます。
(※2)新利用者支援分科会(P9分科会)では、新利用者支援制度の利用申し込みフォームから事前相談された課題のみを受け付けます。

ミュオン課題

Q1 電子物性・水素関連物性分科会
Q2 一般応用分科会

7. 研究を計画する上での注意事項

  • 核燃料物質を使用することはできません。放射性同位元素はMLFで許可を受けているもの以外は使用することはできません。
  • 分科会において、申請内容が申請されたビームラインではなく、他のビームラインで実施する方が適切と判断した場合は、申請ビームラインを変更することがあります。
  • 定格出力が7.5kWもしくは7.5kVAを超える、または定格電流が30Aを超える電気工作物を持ち込む予定がある場合、機器の仕様を研究計画書に明記してください。
  • KEKビームラインでは学部学生を共同実験者とすることはできません。ただし、実験実施時に「実習生」として実験に参加することはできます。なお、大学院学生を共同実験者とする場合、大学院学生であることが分かるように職位欄に「Graduate Student」と記載してください。
  • 民間企業に所属する研究者がミュオン実験装置の利用を希望する場合、申請前に「問い合わせ先」まで連絡してください。
  • ミュオン実験装置では一般利用課題の申請に向けた予備実験またはミュオン利用未経験者を対象とした課題(P型課題)を公募しています。詳細はKEKのWebサイトで確認してください。

8. キーワードの記述

課題に関連するキーワードを最大5つまで、研究計画テンプレートに記述してください。キーワードとして使用する単語に制約はありません。

9. 他の量子ビーム施設と連携して実施する課題

実験課題の動向調査のため、SPring-8、JRR-3などの他の量子ビーム施設や「富岳」を含むHPCIなどのスーパーコンピューターを連携して利用する課題については、連携先の施設名、装置名を研究計画テンプレートに記述してください。なお、連携施設の記載の有無によって審査に優劣がついたり、優先的なビームタイムや計算資源の配分を行ったりすることはありません。

10. 採択された課題の実施条件

  • 代行実験は原則実施いたしません。課題代表者あるいは共同実験者が来所して実験(準備を含む)を実施してください。
  • 装置責任者と課題代表者が実験予定日の30日前までに実験実施の見通しが立たないと合意した場合、ビームタイムはキャンセルとなります。(VISAが必要な場合は、来日予定日までにVISAが発給される見込みであることを確認してください)。
  • 来日に関する必要な手続き、条件などは外務省のWEBページで確認をしてください。
  • 学生(大学院生を含む)のみで実験を実施することはできません。
  • 日本国非居住者または外国と強いつながりがある日本国居住者に該当する課題申請者および共同実験者が実施する実験(実験者、試料、得られたデータなど)については、原則として輸出管理審査の対象となります。申請書の受理後あるいは課題の採択後であっても、輸出管理手続きの結果、実験の実施が許可されない場合がありますのでご了承ください。

11. 成果非公開型課題のビーム利用料金

成果非公開型・・・2,983,000円/日(税込み。利用料金は1時間単位で計算されます。)

12. 成果の公開について(成果公開型課題)

  • 成果公開型課題の利用者には期の終了後60日以内の実験報告書の提出を義務付けています。締切日はこちらを参照してください。また、提出された実験報告書はWebに公開します。
  • 実験実施後3年以内に論文などによる成果の公開と登録をお願いします。
  • 課題審査では、これまでに行った実験の実験報告書の提出と成果登録の有無を勘案します。
  • 成果を公表する際の共著者については、事前に実験装置担当者と相談することを推奨します。
  • MLFでの実験は施設の管理者や実験装置担当者などの支援の下に行われていますので、その支援も鑑みて共著者を記載してください。 また、必ず課題番号と利用した実験装置を明記してください。記述例はこちらを参照してください。

13. 採択課題、実施済み課題の情報公開について

採択された課題および実施された課題(成果公開型、成果非公開型)については、以下の情報をWebに公開します。

課題選定後に公開する情報

課題番号、実験責任者情報(氏名、所属機関)、所属機関の国名、利用ビームライン、配分ビームタイム

実験終了後に公開する情報

課題名、利用ビームタイム

14. 追加公募

公募期間中に申請されたビームタイムの合計が利用期間に供給されるビームタイムを下回る場合は、追加公募を実施することがあります。追加公募を行う場合はホームページ等でお知らせします。

15. 課題審査結果のお知らせ

申請者宛に審査結果が送付されます。2023年2月頃に内定通知、また、すべての審査プロセスが終了する3月に正式な採否結果通知が送付される予定です。

16. 問い合わせ先

利用相談(成果公開型):j_proposalmlj-parc.jp
利用相談(成果非公開型):j_proposal_pmlj-parc.jp
申請手続き:jimurisokumlj-parc.jp