課題審査の流れ
MLFに応募された課題は、以下の観点から総合的かつ専門的に審査を行います。
全体の流れ
審査基準
一般利用課題
短期課題
- 科学的意義
- 産業利用的意義
- 社会的意義
- 教育的意義
- 技術的な実行の可能性
- 実施可能な研究チームを構成できているか
- 全体の実験計画との関連
- 新分野、初心者等の利用促進・拡大
1年課題
- 1年課題の申請要件(技術開発の要素を含む)を満たすことを前提に、上記の短期課題と同じ基準
長期課題
- 長期計画の必要理由の妥当性
- 学術的意義
- 研究計画の新奇性・独創性
- 研究計画の妥当性
- 長期計画を支える経済的基盤
- 実施可能な研究チームを構成できているか
- 研究チームの成果の取りまとめ・発信能力
課題審査分科
申請課題は研究分野に応じた分科会で審査されますので、申請時に適切な審査分科を選択してください。
安全審査
MLFでは、利用者の皆様に安全で最先端の研究を滞りなく行って頂けるよう、試料、薬品、機器などの持ち込みがある場合、安全性の確認も行います。実験に関するルールを参照のうえ、申請書に漏れのないよう記入してください。
審査結果
審査終了後、審査結果および配分ビームタイムを通知します。 なお、審査結果にはApproved、Reserved、Not Approvedの3種類があります。
- Approved: 実験実施が認められビームタイムが配分された課題です。
- Reserved: 実験実施が認められたが、ビームタイムが配分されなかった課題です。待機リストに登録され、Approved課題のキャンセルなどでビームタイムに空きができた場合に、施設グループから優先度順に連絡を取り、ビームタイムが配分されます。当該期に実施できない場合でも、次の期への持ち越しはありません。
- Not Approved: 当該期において、実験実施が適切でないと判断された課題です。ビームタイムは配分されません。