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2025A期J-PARC物質・生命科学実験施設(MLF)
産業利用促進課題 公募要項

●産業利用促進課題とは:
CROSS、中性子産業利用推進協議会及び茨城県等が主催又は支援する勉強会やコンソーシアムの承諾を得て申請いただく成果専有課題(有償)です。
J-PARC MLFの産業利用の促進を目的としており、通常の成果専有課題に比べて料金が減額されます。

申請の前にまずお読みください。

  • 課題申請に当たっては、J-PARC物質・生命科学実験施設利用約款を理解した上で申請してください。
  • 試料環境や実験条件に関して、装置担当者へ事前に相談をしてください。→詳細はこちら
  • 装置を持ち込んで使用する場合は事前に必ず装置担当者と協議してください。→詳細はこちら
  • BL14(AMATERAS)に申請する場合は試料周辺機器の利用に制限がありますので実験条件にご注意ください。→詳細はこちら
  • BL16(SOFIA)に申請する場合は事前に必ず装置担当者へ実験内容の相談をしてください。→詳細はこちら
  • KEKビームラインについて学部学生を共同実験者とすることはできません。→詳細はこちら
  • 申請書の記載内容に剽窃が確認された課題は不採択となることがあります。→詳細はこちら
  • MLFでは、代行実験を原則実施しません。→詳細はこちら

1. 受付期間、申請方法等

【受付期間】

2024年10月17日(木)~12月9日(月)17:00

受付最終日は、アクセスが集中し、課題申請システムにつながりにくくなる場合があります。余裕を持って申請してください。

【申請方法】

J-PARC Portalから課題申請システムにログインして申請してください。

【テンプレート】

産業利用促進課題 申請書テンプレート・・・Ver. 2025A産業利用促進課題

ダウンロード:産業利用促進課題2025A期テンプレート

最新のテンプレートが使用されていない申請書は受理されません。

【ビームタイム見積もり】

陽子ビーム出力を750 kW(予定)としてビームタイムを見積もってください。

【申請言語】

日本語/英語

【応募資格】

  • CROSS、産業利用推進協議会及び茨城県等が主催又は支援する勉強会やコンソーシアム等で課題申請することが承諾されている課題(注:単独企業からの申請は受け付けません。)
  • 申請者は実験に責任を持つ代表者としてください。なお、ビーム利用料金の支払いはコンソーシアム等の主催団体となります。

※応募資格については 利用相談:j_proposal_p@ml.j-parc.jp までお問い合わせください

2. 申請のための事前相談

【試料環境、実験条件、装置の持込みに関する事前相談】

  • 試料環境(特にマグネット等の特殊な試料環境)や実験条件に関して、事前に装置担当者へ相談の上、適切な実験内容で申請してください。申請課題の科学的な評価が高くても、試料環境や実験条件が合わないと、実験の実施が不可と判断され、採択されない場合があります。
  • 施設に備え付けの装置以外を持ち込んで使用する場合は、事前に必ず装置担当者と協議してください。

装置担当者の連絡先:各装置の詳細ページを参照

【BL14の装置へ課題申請する方】

  • BL14(AMATERAS 冷中性子ディスクチョッパー分光器)へ課題を申請される場合、2025A期は試料周辺機器としてトップローディング型3He冷凍機(0.3 K < T < 300 K)のみの利用となります。持込機器での実験にも対応できませんので、実験条件にご注意ください。

【BL16の装置へ課題申請する方】

  • BL16(SOFIA ソフト界面解析装置(試料水平型反射率計))へ課題を申請される場合は、事前に必ず装置装置担当者へ実験内容の相談をしてください。

装置担当者の連絡先:BL16

【中性子・ミュオン利用が初めて、あるいは初心者の方】

J-PARCセンターでは中性子・ミュオンの利用が初めての方や経験が浅い方の相談を随時受け付けています。中性子・ミュオンの利用を検討している方は、中性子・ミュオン利用ポータルサイト(J-JOIN)にお問い合わせください。

3. 応募を受け付ける実験装置一覧

装置の仕様などについては各装置の担当者までお問い合わせください。

産業利用促進課題を受け付ける実験装置

中性子ビームライン

中性子回折装置

中性子非弾性散乱装置
中性子小角散乱・反射率装置
他の中性子実験装置

4. 申請に関する注意事項

  • 参考文献の引用元の情報は正しく記載してください。
    ほかの論文等の文章や図表を引用した場合は、引用元の情報(文献や論文)を必ず明記してください。引用元の情報が正しく記載されておらず、審査の過程で申請書が剽窃と判断された課題は不採択となる場合があります。
  • 申請書に記載する共同実験者の承諾を得てください。
    共同実験者欄は、本人の承諾を得た上で記入してください。装置担当者等のMLFスタッフを共同実験者にする場合も、本人の承諾を得てください。未承諾の共同実験者が記載されている課題は不採択となる場合があります。
  • 核燃料物質を使用することはできません。放射性同位元素はMLFで許可を受けているもの以外は使用することはできません。
  • 定格出力が7.5 kW若しくは7.5 kVAを超える、又は定格電流が30 Aを超える電気工作物を持ち込む予定がある場合は、研究計画書に機器の仕様を明記してください。
  • KEKビームラインについては、学部学生を共同実験者とすることができません。ただし、実験実施時に「実習生」として実験に参加することはできます。なお、大学院学生を共同実験者とする場合は、大学院学生であることが分かるよう、職位欄に「Graduate Student」と記載してください。

5. キーワードの記述

課題に関連するキーワードを最大五つまで、研究計画テンプレートに記述してください。キーワードとして使用する単語に制約はありません。

6. 採択された課題の実施条件

  • 課題の実施については、安全性と必要なビームタイムの妥当性を考慮いたします。
  • 実験責任者はJ-PARC物質・生命科学実験施設利用約款を承諾の上、実験実施前に同意書を提出する必要があります。同意書の作成に当たっては、こちらを参照してください。
  • 実験責任者及び共同実験者は、実験実施の2週間前までに来所前の手続を終えてください。詳細はこちらを参照してください。
  • MLF実験ホールは放射線管理区域です。実験に参加される実験責任者及び共同実験者は個人線量計の申請を行ってください。詳細はこちらを参照してください。
  • 代行実験は原則実施いたしません。課題代表者又は共同実験者が来所して実験(準備を含む)を実施してください。
  • 装置責任者と課題代表者が実験予定日の30日前までに実験実施の見通しが立たないと判断した場合は、ビームタイムはキャンセルとなります。
  • 学生(大学院生を含む。)のみで実験を実施することはできません。
  • 日本国非居住者又は外国と強いつながりがある日本国居住者に該当する実験責任者及び共同実験者が実施する実験(実験者、試料、得られたデータ等)については、原則として輸出管理審査の対象となります。申請書の受理後又は課題の採択後であっても、輸出管理手続の結果、実験の実施が許可されない場合があります。

7. 産業利用促進課題のビーム利用料

2,750,000円/日(税込み。1円未満切り上げ。)
※利用料金は30分単位で算出します。(1円未満切り上げ)
(参考:2025B期(2025年11月~)の利用料金(概算):約320万円/日)

8. 論文等の公開

  • 成果専有課題のため論文等の提出は必須ではありません。ただし、論文等を公表した場合は、J-PARC成果管理システムに登録をお願いします。
    また、公開する論文等には必ず「課題番号」と「利用した実験装置」を明記してください。記述例はこちらを参照してください。

9.採択課題及び実施済み課題の情報の公開について

採択された課題及び実施された課題については、以下の情報をWEBに公開します。

【採択後に公開する情報】
 課題番号、実験責任者情報(氏名、所属機関)、所属機関の国名、利用ビームライン及び配分ビームタイム

【実験終了後に公開する情報】
 課題名及び利用ビームタイム

10. 課題審査結果のお知らせ

申請者宛てに審査結果を送付します。2025年2月頃に内定通知、また、全ての審査プロセスが終了する3月に正式な採否結果を送付する予定です。

11. 問合せ先

利用相談 : j_proposal_p@ml.j-parc.jp
申請手続き: jimurisoku@ml.j-parc.jp